株: 東証大引け3週間ぶりに続落
11日の東京株式市場で日経平均株価は続落。終値は前日比65円89銭(0.42%)安の1万5565円2銭と3営業日ぶりに1万5600円を割り込んだ。続落は7月21―24日(2営業日連続)以来ほぼ3週間ぶり。今週半ばに終値で2カ月ぶりの高値圏まで上げた後の週末とあって、利益確定や持ち高調整の売りが株価の上値を抑えた。前場は米国株高などを手掛かりに高くなる場面もあったが、買いの勢いは続かなかった。後場は積極的な買いを見送る気分が一段と広がり、下げ基調をやや強めた。東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。 内閣府が朝方発表した4―6月期の国内総生産(GDP)速報値は堅調な設備投資や個人消費を確認できる内容との受け止め方が多かった半面、伸び率が市場予想を下回ったことで上値を追う材料にならなかった。一方、10日に英国で航空機爆破のテロ計画が発覚したが、同日の米株式相場が原油安を背景に反発したことで売りは限られた。 株価指数オプション8月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む現物株の寄り付き注文は日経平均型が買い越しだったもようだ。朝方は日経平均を下支えしたが、効果は長続きしなかった。 東証1部の売買代金は概算で2兆1646億円と3日連続で2兆円を超えたが、前日よりは減少し、SQ算出日であることを考慮すると低調。売買高は同16 億9568万株と3営業日ぶりに17億株を下回った。東証1部の値下がり銘柄数は813、値上がりは750、変わらずは132だった。 |
Comments on "株: 東証大引け3週間ぶりに続落"
<< Home