株: ソフトバンクの4―6月期、連結最終黒字
ソフトバンクが8日発表した2006年4―6月期連結業績は、最終損益が14億円の黒字(前年同期は111億円の赤字)だった。ブロードバンド(高速大容量)通信事業の採算改善に加え、新規連結した携帯電話事業が貢献した。同日記者会見した孫正義社長は、「長いトンネルを抜けたら景色が良かった」と黒字確保に胸を張った。 売上高は前年同期比91%増の4942億円だった。買収した携帯電話会社のボーダフォン日本法人が5月から連結対象に加わり、2カ月分ながら売上高を2315億円押し上げた。 営業損益は543億円の黒字(前年同期は31億円の赤字)だった。ブロードバンド通信事業の採算が99億円改善し、54億円の営業黒字を確保。増収効果のほか顧客獲得の窓口を家電量販店などの効率的なチャネルにシフトしたことが寄与した。ボーダフォンは利益面でも貢献し、営業利益を272億円押し上げた。割安な固定電話サービスの営業戦略の見直しが奏功し、同事業も12億円の黒字となった。経常損益は259億円の黒字(前年同期は130億円の赤字)だった。 孫社長は、7月以降の収益動向について、「携帯電話事業でブランド変更に伴う負担などがあるが、(7―9月期及び10―12月期は)少なくとも連結での営業利益は確保できる」と説明した。 |
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