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  証券会社比較.net

Wednesday, August 16, 2006

株式: ソニー株が続落

 ソニーが続落。同社が米デルのノート型パソコンに供給した電池に不具合があり、410万個を回収することになった。リコールに伴う費用負担が業績に与える影響や、製品に対する信頼性に影響が出るのではとの不安が高まっている。午前9時33分現在、前日比70円(1.3%)安の5140円。

 パソコン最大手の米デルは14日、同社のノート型パソコンに使われているソニー製のリチウムイオン電池に不具合があり、まれに発火する恐れがあるとして、全世界で約410万個の電池パックをリコールすると発表した。家庭用電子機器業界では最大規模のリコールになる。不具合がある電池は、デルの「ラティチュード」や「インスピロン」、「デル・プレシジョン」など2004 年4月から06年7月18日に販売されたパソコンに使われている。

 UBSのアナリスト、ベンジャミン・ライツィス氏や、ムーアズ・アンド・キャボットのアナリスト、シンディ・ショー氏は、今回の費用総額は4億ドル(約463億円)に上る可能性があるとみる。デルのマイケル・デル会長は 15日、今回のリコール費用はデルの決算に実質的な影響を及ぼさない公算が大きいとの見方を示した。そのうえで、「ソニーは正しい対策を講じたと信頼している。今後も同社はグローバルな電池の購買先であり続ける」と述べ、ソニーから電池の調達を継続する考えを示した。

焦点はパソコン設計か、それとも電池か

 メリルリンチ日本証券の栗山史リサーチアナリストは15日付の投資リポートのなかで、リコールの原因がパソコンの設計上の問題(電源周辺と電池など)で、デル側にもある程度の責任があった場合、「ノートPC用電源コストを1台あたり3000円とした場合で120億円前後」と、リコールがソニーの業績に与える影響を試算。「少額ではないが限定できる」としている。

 しかし原因が電池側にあった場合は、ソニーがデル以外に販売したものや、携帯電話やビデオカメラなど他のアプリケーション用の問題まで波及するリスクがあり、「影響は大きい」と栗山氏はみる。同氏はまた、リチウムイオン電池に対する信頼性から、今後の販売に影響が出る懸念も指摘する。

 ソニー広報センターの落合良和氏によると、同社は今回のリコールで費用負担を見込んでいるが、業績への影響は精査中。同氏によれば、今回の不具合は充電器のシステムとの組み合わせで発生する可能性が生じるもので、仕様の異なる他社製品で同じ問題が発生する公算は極めて低いという。


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