株式: ヤフーの中間、経常利益31%増
ヤフー(4689)が23日に発表した2006年9月中間期の連結決算は、経常利益が前年同期比31%増の477億円となった。「Yahoo!ショッピング」などの店舗数が増加し手数料収入が好調に推移した。 売上高は26%増の1004億円。中間期として初めて1000億円を突破した。広告事業は43%増の425億円だった。個人向けビジネスでは、「Yahoo!オークション」の落札システム利用料を3%から5%に変更したことでシステム利用料収入が増加し、23%増の358億円となった。 営業利益は31%増の490億円。純利益は25%増の268億円となった。 2006年10月―12期の連結業績は、売上高517億―552億円(前年同期は466億円)、経常利益240億―265億円(同205億円)、純利益136億―152億円(同126億円)を見込む。 同日都内で記者会見した井上雅博社長は10―12月期の見通しについて「基本的に消費は活発になる。オークション取引や年末商戦でショッピング関係がさかんになる。それにかかわる広告は順調に伸びる」とする一方、「12月半ばを過ぎるとインターネットの利用率が(季節要因で)減るのが懸念材料」と話した。 併せて、ヤフーは年度内にジャスダック市場へも上場を検討していることを明らかにした。会見に同席した梶川朗取締役は、少数特定者の持ち株数が75%超としている東証の上場廃止基準との関係について「9月末時点のソフトバンク(9984)と米ヤフーの持ち株比率は74.5%。9月末なので会社として(上場廃止の)心配はしていない」と説明した。ただ、「(仮に)取引所で取引ができなくなる事態が発生しても重複上場しておけば投資家が安心できる」とし「3月末に向けてジャスダック市場への上場も準備をしている」と年度内にも上場する方針を明らかにした。 ニュース|株|株式|ヤフー|Yahoo |
Comments on "株式: ヤフーの中間、経常利益31%増"
<< Home