経済: 原油4週間ぶり安値近辺で推移
ニューヨーク原油先物相場は、16日の時間外取引で4週間ぶりの安値に近い水準で取引されている。レバノンでの停戦が3日目に入り、イランがイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラを支援し中東からの原油供給が混乱するとの懸念が緩和されたことが背景にある。 国連は15日、イスラエル軍とヒズボラとの戦闘が最も激化したレバノン南部への国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の派遣について協議した。夏のドライブシーズンでガソリン需要がピークとなり、先週の米国のガソリン在庫が4週連続で減少したとの観測から、ガソリン相場は上昇した。 エクセル・フューチャーズ(カリフォルニア州)のマーク・ワゴナー社長は「レバノンは停戦状態となっており、停戦は予想していたよりも長く維持されている」と指摘。「依然、原油相場は上昇すると見込んでいる。需要はいずれ鈍化するだろうが、それまでに約3週間かかるだろう」との見方を示した。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場9月限は、16日の時間外取引で、シンガポール時間午前8時現在、前日比10セント安の1バレル当たり72.95ドル。前年同期比では10%高い水準となっている。 ニュース|株|株式|経済 |
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