日経平均株価
Google

My Photo
Name:
Location: Japan

Add to Google

MY Yahoo!へ追加

はてなRSSへ追加

 はてなアンテナ




メールはこちらへ

  証券会社比較.net

Thursday, October 12, 2006

株式: 今日の日経平均は小幅に下げたけど 

 東京株式相場は続落。オプションの特別清算値(SQ)をあすに控え、日経平均株価は先物主導で前日終値を挟んで乱高下した。9月の貸出資金の伸び率が2カ月連続で鈍化したことなどを受け、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株に売りが先行。個別では、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「売り」に引き下げた住友信託銀行が一時5%以上の下げとなった。

 このほか、直近の上げが目立ち、ドイツ証券が投資判断を「BUY」から「HOLD」に下げたキヤノンを中心に電機株が下落。野村ホールディングスなどの証券株、JR東日本などの陸運株などの下げも目立った。キリンビールなどの食料品株、アステラス製薬などの医薬品株も軟調。東証業種別33指数は19 業種が安い。

 日経平均株価の終値は前日比31円76銭(0.2%)安の1万6368円81銭。TOPIXは同8.43ポイント(0.5%)安の1613.64。東証1部の売買高は概算で16億7150万株。  TOPIXニューインデックスシリーズを見ると、10月に入ってからの上昇が目立っていたコア30指数が0.9%安と、スモール、ミッド400指数の 0.2%安と比べて下げが大きく、これまでのコア30依存型の相場の修正が進む格好となった。

 丸三証券エクイティ部の小祝寿彦執行役員は、「日経平均は9月高値を上抜けたが、TOPIXは依然として抜けていない。TOPIXが上抜けるまでは、相場全体のもう一度の上昇は見込めないだろう。そのためには、新興市場の落ち着きが出てくることが必要だ。需給の崩れの解消を待たなくてはいけない」と話していた。

 また、豊証券の菊池由文取締役は「コア30指数のみで株価指数が上昇してきた『異常』な状態が続いていた。きょうは『異常』だったコア30指数のひと仕事が終わっている」(豊証券の菊地由文取締役)と指摘。コア30指数の下落寄与度上位には、三菱UFJやみずほFG、キヤノン、三井住友F、アステラスなどが並んだ。

銀行株が安い

 TOPIXの下落寄与度1位は銀行株。UBS証券は11日、長期金利の低迷で銀行の増益イメージが生まれないとして、一部の大手銀行株の目標株価を引き下げた。変更したのは三菱UFJ(165万から160万)、みずほフィナンシャルグループ(105万から100万)、住友信託(1500円から1450円)、三井トラスト(1550円から1450円)。

 一方、日本銀行が午前に発表した9月の貸出資金吸収動向によると、特殊要因調整前の銀行貸出平均残高(銀行・信金計)の伸び率は2カ月連続で前月を下回った。日興シティグループ証券の野崎浩成アナリストは12日付のリポートで、「利ざやは期初の会社見込みを下回るところが多く、今年度の中間業績もあまりポジティブな数字は期待できないとみている」と述べた。

アルバックが値下がり1位、大正薬も大幅安

 個別では、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を引き下げたアルバックが東証1部に値下がり1位。「リポビタンD」事業の採算が悪化し、07年3月期業績を下方修正した大正製薬も大幅安となった。

好業績銘柄には買い

 半面、国内の決算発表の本格化を控え、業績面で好材料を出した個別銘柄が積極的に買われた。市場関係者の間で話題となったのがソニーで、株価は1カ月ぶりに続伸した。世界携帯電話4位のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが米国時間の11日に発表した第3四半期(7-9月)の純利益がアナリスト予想を上回り、業績への期待が高まった。

 またOMCカードが急反発した。会員数の増加を受け、07年2月期の連結業績予想を上方修正したOMCカードが急反発。UBS証券が投資判断を引き上げた日本航空も3日ぶりに大幅反発した。

東証マザーズ、大証ヘラクレスが下げ止まる

 新興3市場が下げ止まり、投資家心理がやや改善した。前日はジャスダック指数、東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数がそろって年初来安値を更新していただけに、個人投資家の投資余力の低下が懸念されていた。市場では、「新興市場の下げはマーケットセンチメントに大きな影響を与える」(新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニアストラテジスト)との声が多かったため、ひとまず安心感が広がっている。ジャスダック指数は小幅下落。

 3指数の終値は、ジャスダック指数は前日比0.1%安の83.27、東証マザーズ指数は同0.9%高の1083.08、大証ヘラクレス指数は同1.6%高の1749.91。

 ジャスダック市場では、大型キャンペーンの受注不足などで連結業績を下方修正したバックスグループは8営業日続落。楽天、大塚家具なども下落。半面、クライアントの獲得が順調で06年8月期の連結業績を上方修正したプラップジャパンが6日ぶりに反発。薄型テレビ関連の受注が増加し、06年9月中間期の業績を上方修正した小野産業も大幅反発した。

 東証マザーズ市場では、9月の連結小会社合計の売上高が過去最高を記録したSDホールディングスが大幅反発。サイバーエージェント、アイディーユーなども高い。  半面、ファイナンスが嫌気されたエムケーキャピタルマネージメントはストップ安売り気配。「ヘルムートラング」など新ブランドの立ち上げに伴う費用がかさみ、今期利益の回復が鈍いことから、リンク・セオリー・ホールディングスが上場来安値。

 大証ヘラクレス市場では、USEN、アセット・マネジャーズ、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、ITXなどが高い。半面、アイ・エム・ジェイ、プレステージ・インターナショナル、デジタルアーツなどが安い。


はてなアンテナに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマークを表示

Comments on "株式: 今日の日経平均は小幅に下げたけど "

 

post a comment



<< Home