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  証券会社比較.net

Monday, October 30, 2006

株式: ソフトバンク取引開始後下げた後に急反発



 ソフトバンク(9984):0.8%高の2635円と小幅高。週末に、携帯電話の乗り換え契約の受付システムに障害が発生し、連日で契約業務を停止した。24 日開始の番号継続制度(MNP)への準備不足として小安く始まったが、停止は「予想外割」の導入で応募が殺到したことが要因であれば、今後の収益にプラスと受け止められ、上げに転じた。

 この荒い値動きについて、クレディ・スイス証券の早川仁アナリストは、今回の一時停止がソフトバンクモバイルにとってプラスなのかマイナスなのか「マーケットも図りかねている」ためだと説明。会見での孫社長の説明が注目されると語った。

 早川氏は今回のシステム停止の「真相がどこにあるか分からない」と指摘。具体的には「システムに負荷が掛かるほどの解約あるいは新規の申し込みがあったのは事実だが、どちらが多いのかは不明だ」と語った。

 そのうえで早川氏は「ソフトバンクは突貫工事でMNPの受け付けシステム構築を進めてきた」が、今回の一時停止で「ユーザーだけでなくドコモやKDDIの信用も失った」とマイナス面を強調。一方で「品薄のゲーム機が人気を集めるように、売り切れると欲しくなるのが消費者心理だ」とも述べ、受け付け停止によって関心を引いたことは今後、ソフトバンクにプラスになり得るとの見方も示した。

その他の銘柄


 アドバンテスト(6857):2.0%安の5820円。MPU(超小型演算処理装置)向けやLCDドライバー向けが振るわず、今期業績予想を減額したことから、同業他社比較で業績に見劣りがあると受け止められた。

 松下電器産業(6752):2.2%安の2475円と小幅続落。プラズマテレビをけん引役に、9月中間期はソニーとは好対照となる良好な決算だったが、薄型テレビの価格下落が加速していることから、下期以降の影響を見極めたいとして、売りが優勢となった。

 リコー(7752):2.1%安の2365円。過去最高を更新した中間決算は想定の範囲内と受け止められている上、米国大手証券会社のゴールドマン・サックス・グループがパソコン主要部品であるマザーボードの需要見通しを下方修正、米国景気への懸念を反映する格好で売り注文が集まった。

 NTTドコモ(9437):終値は前週末と同じ18万1000円。一時は2.2%安となる場面もみられた。端末機器やサービスの原価が増加したほか、前年同期に計上したハチソン3GUKの株式売却益620億円がなくなったことも響いた。9月中間期の連結純利益は前年同期比20%減の3098億円と減益決算で、大幅増益だったKDDIとの勢いの差が鮮明となった。

 銀行:TOPIX銀行業指数は1.6%安の431.91ポイントで、TOPIXを3.97ポイント押し下げた。米経済指標の悪化や円高進行を受け、国内景気の先行き楽観論がやや後退した影響を受けた格好。ただ、経済産業省の拡大経済産業局長会議では、「ばらつきがみられるものの改善している」との認識で一致、10地域すべてで前回6月調査の判断を据え置いた。みずほF(8411)は 1.7%安の92万1000円、三菱UFJ(8306)は2.0%安の148万円。

 大同特殊鋼(5471):午後1時20分すぎに急落。終値は5.7%安の761円となった。自動車の増産などを受けて特殊鋼鋼材の生産は5%増と堅調に推移したが、ニッケルなどの原料が高騰、原価率が低下した。通期の連結経常利益予想を435億円から346億円に21%引き下げたため、売りがかさんだ。

 新日本製鉄(5401):続落。2.5%安の476円で安値引けした。自動車向けの高級鋼材が好調に推移し、足元の業績モメンタム(勢い)は良好だ。しかし、 3000億円の永久劣後型優先出資証券をめぐり、「資金調達の目的が不明」(ゴールドマン・サックス証券の岩崎如洋アナリスト)との声も出ており、売りが優勢となった。GS証ではJFEホールディングス(5411)の方を新日鉄より選好すべきだと提案している。

 住友チタニウム(5726):1.0%安の1万3870円。航空機需用に加え、電力・化学プラントの増設が相次ぎ、軽く強くて、錆びない、チタンの需要が高まっている。会社側は27日付で年3月期の連結業績予想を上方修正したが、市場では「想定の範囲内で驚ない」(コスモ証券投資調査部の岩崎彰シニアアナリスト)とみられ、売りが優勢となった。

 住友金属鉱山(5713):2.4%安の1566円。銅や金などの地金価格の上昇が収益を押し上げ、9月中間期は計画を上回る利益を達成した。しかし下期予想を減額したことから、金属市況の上昇が止まれば、今後の業績にマイナスの影響を与えるとの懸念が広がった。

 東海旅客鉄道(JR東海:9022):1.6%安の127万円。06年9月中間期の業績は、昨年の愛知万博(愛・地球博)効果の反動が出て減収減益となった。同じJRグループの中で、PERなど投資指標から見た割高感が強いとの認識が広がったことも、売り注文が増えるきっかけになっている。

 ナカバヤシ(7987):急落。12%安の286円で終了、東証1部下落率ランキングでトップ。660万株の出来高を集め、過去90営業日の平均出来高の11 倍になった。06年9月中間期の連結純損益が従来予想のゼロから赤字に転落する見通しとなり、売り注文が膨らんだ。

 ファナック(6954):1.0%高の9560円。資材コストの上昇で今期連結経常利益を減益と予想していたが、ファクトリー・オートメーション(FA)部門の好調や原価率低減効果などで増益に変更したことから、収益力の高さを見直す動きが広がった。

 フジタ(1725):8.0%高の489円で取引を終了。午前10時30分に業績予想を上方修正すると買いが膨らんだ。取引時間中に9%以上の上昇を演じたのは8月28日以来、約2カ月ぶり。開発事業を中心に売上高が伸びた影響で、 06年9月中間期の連結経常利益が前年同期比8倍の25億円に増額。

 第一三共(4568):0.9%高の3450円と小高い。一時は3500円まで買われ、 10月25日に付けた同社発足後の高値3500円に並んだ。高血圧症治療薬「オルメサルタン」が米国を中心に処方件数が伸びており、海外事業が好調に推移している。27日に06年9月中間期の連結純利益予想を45%増額すると公表し、買いが優勢となった。

 オリエントコーポレーション(8585):急反発。一時は5.3%高の258円まで上昇した。終値は253円。引当金の積み増しなどを理由に9月中間決算が従来予想を下回ると27日に公表したが、「ひとまず目先の悪材料が出尽くしたとの見方から短期筋の資金が流入している」(大和証券SMBCエクイティ・マーケティング部の高橋和宏部長)と言われた。

 オリンパス(7733):一時は2.1%高の3840円とプラス圏で推移。デジタルカメラ部門の採算が改善、2006年9月中間期の連結営業利益予想を62%増額修正したため、買いが優勢となった。ただ、午後にかけては売り注文が優勢で、米経済統計の悪化から日経平均株価が300円超の下げを演じた影響を受けた。

 オルガノ(6368):3.6%高の1119円と、約5カ月ぶりの高値水準を回復した。原価低減や販売管理費削減などで9月中間期の連結経常利益が従来計画の2倍に膨らむ見通しとなった。電子産業向けに水処理関連製品が拡大を続ける好収益環境が評価されている。

 平河ヒューテック(5821):3.9%高の1135円。一時は8.1%高まで買われる場面もみられた。デジタルケーブルや光ネットワーク装置などが好調だったとして、午後1時に2006年9月中間期の連結経常利益予想を4億9000万円から5億9000万円に増額した。「フレキシブル配線基板の需要が期初に想定していたほど落ち込まなかった」(総務グループの伊藤博昭氏)と言う。

 トキメック(7721):午後に入り4.6%高の293円まで上げ幅を拡大した。午後2時に、航空自衛隊向けを中心に防衛機器の引き合いが強く、9月中間期の業績がこれまでの計画を上回る見通しとなったと発表し、足元の業績好調を株価に織り込む動きが広がった。ただ買い一巡後は伸び悩み、終値は前週末と同じ280円。低位防衛関連銘柄が人気化し、豊和工業の終値は3.6%高の175 円、石川製作所(6208)は3.6%高の171円。

 日産自動車(7201):1.9%安の1397円と下げ渋り。新車投入効果で米国事業の収益が「ドラスティックに改善する」(東洋証券情報部の横山泰史アナリスト)との声が浮上。下期の業績変化率の高さを評価しようとする動きが下値を支えた。

 ドトールコーヒー(9952):3.1%安の2030円と急反落。一時は4.1%安の2010円まであった。コーヒー原料価格の高騰や人件費の増加で、2006年9月中間期の利益が大きく落ち込み、売り圧力が増した。丸三証券投資情報部の牛尾貫部長は、「ドトールはかつて値段で優位性があったが、スターバックスコーヒーなどが台頭し、競争優位性が剥がれてきた」との見解を示唆。



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