日経平均株価
Google

My Photo
Name:
Location: Japan

Add to Google

MY Yahoo!へ追加

はてなRSSへ追加

 はてなアンテナ




メールはこちらへ

  証券会社比較.net

Wednesday, November 01, 2006

株式: 東海理化急騰


 東海理化(6995):13%高の2645円と急騰し、東証1部の上昇率2位。トヨタ自動車の生産好調と円安により、9月中間期の業績が計画を上回った。製品構成の悪化や費用増加で業績悪化が警戒されていただけに、想定外の好業績と受け止められた。

 銀行株:東証銀行株指数は3日ぶりに反発し、1.4%高の432.59に。証券代行や不動産業務の好調で、中間期の純利益予想を増額修正したみずほ信託銀行(8404)は、4.6%高の294円と急反発。外国人投資家の買い観測や、円高による輸出株敬遠の動きも一因との声があった。

その他の銘柄


 富士フイルムホールディングス(4901):2.5%高の4450円で終了。10月 31日に発表した06年9月中間期の連結純利益は前年同期比28%減となったが、構造改革費用の計上が響いた格好で、液晶材料、カラー複合機などは伸びている。同社株は長らくTOPIXコア30指数採用銘柄の時価総額ランキングでしんがりを務めてきたが、この日の富士写株上昇と日立株下落に伴い、時価総額も2兆2900億円に浮上、日立を抜き30社中29位となった。

 JT(2914):終値は4.7%高の53万4000円。一時は53万8000円を付け上場来高値を更新した。海外たばこ事業の好調に加え、コスト削減などで収益は過去最高レベルに増大している。日本を代表する好業績銘柄の一角とみられ、幅広い投資家層から買いが入っているようだ。

 コマツ(6301):1.9%高の2150円と続伸。世界的なインフラ投資の増加と資源開発の活況によって建設機械の需要が伸びている上、経営資源の集中投下で競争力が一段と強まっている。建機事業の売上高営業利益率はこの中間期実績で13.7%に達し、前年同期から3.2ポイント向上。野村証券の齋藤克史アナリストは、「構成比率44%のエマージング地域の売上伸長と堅調な西欧にけん引され、増益基調が続くだろう」と分析。

 村田製作所(6981):商いの中心である大証1部市場では0.7%高の8240円と小幅続伸。携帯電話やデジタル家電の普及に伴い、受動部品の需給がひっ迫、業績拡大期待が根強い。主力の積層セラミックコンデンサーの増産のため設備投資計画を25%上積みしたため、今後も安定的な成長が可能とみられた。

 東日本旅客鉄道(JR東日本:9020):1.7%高の83万2000円。長期債務の圧縮で金融収支が改善していることが確認できたほか、東京圏への人口回帰で鉄道事業や非運輸事業ともに堅調なため、今後も安定的に収益を積み上げていけると期待された。

 エーザイ(4523):0.3%安の5970円と小幅安。主力の認知症治療薬「アリセプト」が国内で好調に推移、2007年3月期の業績は過去最高を更新する見通し。アナリストの間では、会社側予想を上回る実績が可能だとの見方が多いが、「株価には高値感がある」(クレディ・スイス証券の酒井文義シニアアナリスト)との声も出て、積極的に買い進む向きが少なかった。

 筒中プラスチック工業(4225):18%高の516円でストップ高買い気配のまま終了。21万株超の買い注文を残した。親会社の住友ベークライト(4203)が株式公開買い付け(TOB)と株式交換によって完全子会社化し、吸収合併すると発表。買い付け価格が前日終値を23%上回っていることから、市場で株券を調達してTOBに応じれば利益が得られる、とみられた。

 中国塗料(4617):7.6%高の789円と大幅高。国内の工業用塗料の値上げが浸透、採算性の改善などから2007年3月期の連結経常利益は期初計画比4%増の52億円と過去最高を記録する見通し。07年の年明けから新造船用途についても値上げを実施する予定となっているため、安定的な収益拡大が期待された。三菱UFJ証券は投資判断を「2(買い)」から「1(強い買い推奨)」に引き上げ。

 ライオン(4912):急落、一時は6.3%安の576円まで売り込まれ、一気に年初来安値を更新した。歯磨きやシャンプーなど家庭品事業の競争が激しくなっているうえ、原材料費の高騰もあって収益性が低下している。日興シティグループ証券は投資評価を「中立(2)」から「売り(3)」に格下げし、目標株価を660円から520円に修正した。

 パイオニア(6773):0.9%安の1845円。今期のプラズマTVの販売計画を期初計画から下方修正したことを受け、先行きの業績に対する警戒感が浮上した。午前の取引で7月24日以来、約3カ月ぶりに1800円を割り込む場面もみられた。

 ツムラ(4540):8.8%安の2385円。東証1部下落率ランキングで2位。同社の米国展開の柱になると期待されてきた漢方薬「TU-025」の開発が大幅に遅れることが10月31日に明らかになり、失望売りが殺到した。出来高は 250万株で、過去5営業日の終日出来高の平均(24万3000株)の10倍以上。

 三菱地所(8802):0.2%安の2795円。日本銀行が前日公表した展望リポートで、物価上昇幅が次第に広がると示され、年内の利上げの可能性が残ったことを背景に不動産株が売られる流れとなった。三井不動産(8801)は変わらずの 2880円。

 富士重工業(7270):3.6%安の651円と3日続落。国内を中心に自動車販売が不振で、07年3月期の収益計画を下方修正した。トヨタ自動車が販売を伸ばしていることとは対照的で、自動車セクター内での投資魅力が劣るとみられた。

 日立製作所(6501):変わらずの675円で終了。一時は2.8%安の656円まで下げ、年初来安値の644円が意識された。中間決算は事前予想を上回ったが、前年同期比で大幅な減益だった。ハードディスクドライブ(HDD)の不振が続いているうえ、中部電力などの原子力発電所で相次いで見つかったタービンのひび割れ問題に伴う費用が見込まれることから、早期の抜本的な改革を求める声が高まっていた。

 アコーディア・ゴルフ(2131):1日付で東証1部に新規上場し、18万 8000円の初値が付いた。公募価格19万5000円からの下落率は3.6%。同社はもともと1981年にゴルフ練習場運営会社として設立された。その後、ゴールドマン・サックス・グループに買収され、業績不振のゴルフ場の再生に取り組むとともに、買収などで運営ゴルフ場を増やしてきた。3月末時点の運営事業所数はゴルフ場91、練習場1。終値は18万4000円とさらに下げた。


 三洋堂書店(3058):1日付でジャスダック市場に新規上場した。取引開始と共に付いた初値は1699円で公募価格の1600円を6.2%上回った。設立は 1978年12月。名古屋を拠点に2府7県に80店(06年9月末時点)の書店チェーンを展開する。終値は1615円。



はてなアンテナに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマークを表示

Comments on "株式: 東海理化急騰"

 

post a comment



<< Home